2008年4月27日日曜日

1冊の本 彫刻の<職人>佐藤忠良 写実の人生を語る

日本人で初めてフランスのロダン美術館で個展を開いた代表的な彫刻家 佐藤忠良の人生を自ら語った本です。生い立ちから、シベリア抑留、貧乏であった画学生時代、軍隊での苦労、家族のこと、桑沢デザイン研究所(東京造形大学)での出来事 生き方・心情等、飾り気がなく、率直に語られています。
 本には多くのデッサン画があり、画家としての魅力も十分楽しめます。特に、60歳の自画像は凛とした気概を感じる作品で私は好きになりました。
 この本で特に面白く感じたところは、インタビュー中に、佐藤のモデルであり、彫刻家の笹戸千津子の「つっこみ」があった部分です。気軽に読める本です。今週の山さんのお勧めの本です。



この本には、佐藤のアートに関する考え方が随所にあり、今回はこの言葉を紹介します。

・本物に出会う
「まだなんにもわからない、若い私たちのような人間にも、ああいうホンモノの絵(安井曾太郎のばら)のよさは、やはりわかるものなんですね。だから、美術に関しても、音楽にしても、まだよくわからなくていい。若いうちからホンモノの芸術作品に触れさせる機会をもっとふやして、よいものを見分ける感覚を養うような教育が必要だと思いますね。
~省略~ 小さいころからホンモノの芸術に接して、誰かの価値感や見方を押し付けられるのではなく、強制的に感想や批評を言わされたりするのでもなく、自分なりに率直に感じることが、その人の感覚を養うのにとても大切なんですね。」

・部隊長の命令に「待った」をかけて逃避行
「今思うと、あのとき、一言「待ってください!」と叫ばなかったら、私の戦後はなかったかもしれないし、彫刻をつづけたい、はるかに遠いけれど歩いてでもパリに行きたい・・・という執着心がなかったら、抑留中(シベリヤ抑留)もずっと頑張れたかどうか疑問ですね。」

・手で苦心する話
作品は作者が仕上げた時点で一応完成するように見えますが、本当は”見てくださる人”や鑑賞する人がいて、その相互関係のなかで、いろんな感想や評価をもらったときに、表現というもにが成り立つのだということを、このときの例(母の顔-1943年製作 という作品が想定もしなかった外国人に改めて評価された)で実感させられましたね。

自分の作品で褒められたものや、人のものでもいいなと思った作品には”真実性”とか”純粋性”が感じられるのは確かです。それじゃ、次にもそういうものが、作れるかというと、要領のコツを覚えたというか、一度身についた一種のいやしさは、なかなかもとに戻らないものですよ。若いころの作品の中には未熟な部分があっても、素朴さのなかに、訴えるもの、訴えようとするものが自然に出てくることが多いですね。

「手というのはこわいものです。作品を創るときでも、手や指を表現するのがとても難しい。彫刻の手が普通以上に目立つと、手がおしゃべりをしたり踊ったりするなどと言いますが、ちょっとしたことでもどこかに作者の野心があると、とたんに像の手がおしゃべりを始めるし、甚だしい場合には踊りだすということが起こります。手や指を自然に表現することは、なんでもないようでいて、それくらい難しいですね。」

「朝倉文夫先生がよく、仕事をする者の技術について「1日休めば、1日の退歩」とおっしゃっていたけれど、私は退歩が1日分とまればいいほうで、「3日とかそれ以上の退歩になるかもしれない」といっも言っているんです。江戸時代の寺子屋にこんな教えがあったそうです。「手習いは坂に車を押すがごとく、油断をすれば後に戻るぞ」-うまいことを言ったものです。だから、とにかく休まずに、毎日工夫をしながら仕事を続けることが職人の第一歩なんですね。 あるとき若い人から「彫刻が上手になるコツはないでしょうか」と聞かれたことがあったので、私は「毎日コツコツとつづけることが最良のコツですよ」ち答えました。」

・いい形には”作用と反作用”が効いている
私の考える「作用と反作用」はもう少し広い概念です。作品が表す基本的な力の軸や方向に対して、どこかにそれに反したり違ったりする軸や方向が見られると、その作品は微妙な均衡を保って美しく感じられる-というような考えですね。

合掌 山さん

2008年4月24日木曜日

芦屋市立美術博物館 秘密のコレクション

昨日、「芦屋市立美術博物館」で開催されている「秘密のコレクション展(4月12日~6月8日)」に行ってきました。この展示では、上羅芝山の書、ブルーデルのテラコッタで創られたレリーフ連作、 山田皓齋の絵画など、約30点が展示されています。
美術館の2階の右側奥でこじんまりと展示されていますが、内容はいいものがありました。今回はその中から山さんが気に入った3点紹介します。

まず、部屋に入ると、大橋洋子( 1959年~ )の「PrologueII」(1994年 製作)があります(右図)。
染織とアクリルで作られていますが、画面が対角線で大きく分割されています。その対角線上に鳥が配置され、大空を飛んでいる姿は大変美しく感じました。
 その鳥は、繊維(染織)で作られていますので、立体感があり、やわらかさを感じます。こんな絵画があるのかと驚きました。

次は、芦屋に住居を構えていた山田皓齋(1906年~1997年)の「群三宝柑」(1970年代)です。 「三宝柑(サンボウカン)」とは和歌山県特産のみかんです。
今回の展示では「薬師寺幻想」や「素朴なロマネスク」などの西洋画的なものと日本画的なものを統合した作品がありますが、私はこの「群三宝柑」に特に引かれました。
 このみかんは存在感がありました。更に、神秘的に見えるのです。力強く、くっきりと書かれた輪郭線。背景の赤とみかんの黄色の配色がお互いの存在感を高めています。また、岩絵具で書かれているので、主張することなく、内面から伝わってくる何かがあります。



最後は有名なブルーデルの晩年(66歳)のレリーフ作品です。これはジュルジュ・クレマンソーからの「デモステネスの挿画」依頼にもとづき13組が作成されたとのことです。

デモステネスとはギリシャ時代の大雄弁家です。その物語を13枚のレリーフにしたものが展示されています。

ブルーデルにこのような作品があったとは全く知りませんでした。レリーフはテラコットタ(粘土)で作られています。レリーフなので高さが3センチほどに制限されていて作るのがたいへん難しいのですが、さすがブルーデル、見事な作品を作っています。
作品数は少ないですが、じっくり味わえる空間がこの美術館にはあります。ゆっくりとした時間を味わうには、とっておきの場所です。
合掌 山さん

2008年4月20日日曜日

1冊の本 ニューヨーク美術案内

 アーテイストの千住博とノンフィクション作家の野地秩嘉の共著 「ニューヨーク美術案内」を今回は紹介します。この本が書かれた目的はつまらないと思える美術館を面白くするためのその「楽しみ方」を知ることにあります。では、おもしろくない美術館をおもしろく、ワクワクすることができるのでしょうか。 
第1章、2章は千住博の「絵を読み解く」楽しさを多くの作品を使って説明しています。1章は、ゴッホやモネの古典的名画を使って、2章は難解な現代アートを使って説明しています。実に丁寧で、千住の人柄が伝わってくるわかりやすい文章です。

 第3章、4章は野地秩嘉が実に興味深く現代アート見聞録を書いています。千住のまじめな内容と対照的に面白く書かれています。まるでアートの「野次喜多道中記」です。読んだ後、アートの読み方がわかると同時に、「爽快な気分になる」ことを約束します。山さんお勧めの1冊です。

では章をおって要約・説明していきます。

第1章 メトロポリタン美術館-絵を読む鍵(千住博作)
・いい美術館は壁の色と照明が違う
 現在東京の国立博物館で「国宝 薬師寺展」が開催されているます。その展示プロデュサー(照明・レイアウト等)の「木下史青」がTV番組情熱大陸で、展示作品(日光・月光菩薩)に照明で命を吹きかけている仕事を見ました。たかが照明ですが、されど照明です。光の当て方だけでからりと作品の印象が異なることを実感しました。美術館にとっての命のひとつは「照明」にあります。千住はこの本の最初で、美術館の照明と壁の色で勝負つくと指摘しています。まずは、美術館に入って、壁の色と照明を確認してみましょう。きっと新しい美術館の楽しみ方ができるようになりますよ。

・描く姿勢-なぜゴッホの絵具は鮮やかなのか
 丁寧に画面の一つ一つを描いているゴッホの絵は、神様との対話であったと千住は述べています。ですから、貧乏であってもその絵の具は最高級のものを使っていたのだと。また、絵は単に眺めるものではなく、作者自身を物語っているので、画面を「読む」ことが大切と指摘しています。確かに、ひろしま美術館で見たゴッホの「ドービニーの庭」は、木の枝、花びら一つ一つが輝いており、実に丁寧に描かれていました。その秘密は、ゴッホが神と対話していたんだということを考えると納得することができるようになりました。作品を「見る」から「読む」、美術館での楽しみがまたひとつ増えますね。日本の仏師が仏様を彫るときは、1刀彫るごとに、祈りをするそうですが、ゴッホの絵もそれに通じるものがあるのですね。

・五感で見る-モネの眼のすごさ
 モネの目はどこを見ていたかというと、眼がだんだん見えなくなる中で、単に対象の色や形だけを見るのではなく、五感(形、色、温度、気配、匂い、手触り等)すべてを感じ、観ることにありました。そしてモネはそれを表現していったのです。今後は、私はモネの「睡蓮」を見るときは、形や色はもちろん、そのときの温度、気配、匂い、風、等を感じるかどうかためしてみたいと思います。

・答えは作品の中にある
 「絵は手がかりを見つけて読み解く美しいクイズのようなものであり、そのひとつとして作者を思い浮かべる方法(どういう状態でキャンバスと向かい合ったかを思う)がある」 と述べています。絵を前にして「あなたはいったい何をやろうとしたのですか。」という心の対話をすることを勧めています。それを具体的に、ボッティチェリの「ビーナスの誕生」ピカソの「アヴィニオンの娘たち」との出会いを通じて、見えなかったものが見えるようになった感動の実体験を述べています。

・初めて出会う絵をどのように読み解くか
 画家になったつもりで見るルネサンス期のフレスコ画を例にとり、どのように読み解くか説明しています。まず、画家の立場に立ち、描くと時の画家の気持ちを想像する、たとえば、「自分が作者なら、まずどこから絵が始めるか」等を想像することを、千住は提案しています。 次に、「人物画は画家が一番手抜きをしやすい「耳」を見ましょう。その画家の実力が現れる」と述べています。
 この章の最後に、美術館には何度も通いましょう。何度も見ることで、毎回違うものを感じさせるのが名作であると指摘しています。そうすることで、美術館はきっと楽しいものになることでしょう。

2章から先は、「アートを楽しむ山さんの美術散歩」をお読みください。

合掌 山さん

2008年4月17日木曜日

二人の彫刻家 清水多嘉示とブルーデル

関西では今日は1日中雨だそうで、私は現在御堂筋の野外彫刻のHPを作成しています。

その中から今回は、二人の彫刻家の作品を紹介します。なお、写真をクリックすると、大きく表示されます。

まず最初に清水多嘉示(しみず たかし(じ) 1897年~1981年)の「みどりのリズム 1951年製作」という作品です。

 清水は最初は画家を目指していましたが、パリでブルーデルに出会い彫刻家の道を歩み始めました。その師であるブルーデルの作品が隣に配置してあります。粋な計らいに感謝します。

 50年前の作品ですが、古さは感じません。二人のバレリーナが手を組んで躍動感にあふれていますので、まるで、今ここで踊っているようです。
 踊っているその一瞬をとらえて彫刻にしている実にさわやかな作品です。

この作品の躍動感はどこから来ているのでしょうか?

私は二人のつま先で立っているトゥ・ダンシングの緊張感に注目しました。躍動感の源泉は両手のポジションにもありますが、バレエの命であるつま先の表現にあることを実感しました。

 同じ作品が清水の故郷原村の「八ヶ岳美術館」や岡山の後楽園等10箇所に展示されています。特に、八ヶ岳美術館では、清水の作品が100点以上展示されていますので、必見です。


さて、次は、清水の先生である ブルーデル(1861年~1929年)の「休息する女流彫刻家 1906年 製作」という作品です。 

 何かをじっと見つめている美しい表情の作品です。この女性は後に、ブルーデルの妻となるクレオパトールという人です。ブルーデルの彼女への愛情を感じる作品ですね。

単純化された表現と女流彫刻家がこれから彫るであろう石に右手をおいている姿勢は微妙なバランスを保っています。
当時のブルーデルは「偶然的な面を取り除き恒久的な面を求めようと私はしている、移り行く一時的な波動は二の次とし、普遍的リズムを追求する」と発言しているように、ロダンから学ぶというレベルからブルーデルらしさの彫刻を作り始めたことがわかる言葉です。 その作品のひとつが「休息する女流彫刻家」ではないでしょいうか。


 なお、同じ時期に彫刻を製作している「製作する女流彫刻家」という作品がありますので、対になって製作したものと思われます。

御堂筋にある残り25作品は山さんのHP(アートを楽しむ山さんの美術散歩)を見てください。今週中にはアップする予定です。
合掌 山さん

2008年4月13日日曜日

大阪御堂筋の野外彫刻 

天気もよく、土曜日は大阪の御堂筋にある野外彫刻の写真を撮影してきました。
野外彫刻 大阪御堂筋はここをクリックしてください!)

この御堂筋の野外彫刻は、国内外のアーティストの個性豊かな彫像が27体設置されています。
国内のアーティストだけであればどうしても同じような作品になりますが、ロダンやグレコ等の個性ある作品が並べてありますので、それらの豊かな個性に出会うことは私の楽しみのひとつでした。

今回面白く感じたことは、一目見ただけで写真が取れる作品と撮影を拒絶される作品があったということです。

たとえば、未来派のジョルジオ・デ・キリコの「ヘクテルとアンドロマケ」という作品は、どの角度でも直ぐにすばらしい撮影ができます。そうして、私の感情に中に、銀色の二人の人間のお互いの暖かい心まで伝わってきます。 実に気持ちのよい作品です。










一方、日高正法の「啓示」は、なかなか撮影することができません。

まずは、一体これはなんだろうか?というところから出発し、作品の本質を表現しているものは何かを自分の前頭葉や5感を動員しなければなりません。

宇宙人のようにも見えますが、おそらく、腕の形でお釈迦様の「天上天下唯我独尊」の姿勢だとは想像できます。

私の直感や感情もこの作品の前では無力ですので、試行錯誤しながら撮影することになります。

どちらが良いとは私にはよくわかりません。

最初はキリコがわかりやすいので、好きになりましたが、よく考えると私の感覚や前頭葉をフル回転させてくれる日高の作品は、私を成長させてくれ、新しい世界を見せてくれるという点ですばらしい価値があります。

これらの作品の前で、感動し、またはあれこれと悩む体験を通じて私達のアートセンスが磨かれていくのではないでしょうか。

なお、これらの写真は「山さんの美術散歩」で約1週間後には「野外彫刻」で紹介します。
今日現在では、「彫刻作品集(ここをクリック)」の中で、大阪 御堂筋にあるロダンの「イヴ」を紹介しています。



合掌 山さん

2008年4月12日土曜日

デジタルカメラ講座

昨日(4月11日)は、OLYMPUSが主催するデジタルカメラの講座にいってきました。

野外彫刻写真をとるには、下記の3つのスキルが必要です。
1)デジタルカメラの基本操作技術
2)アートを観る力
3)写真を加工する技術

デジタルカメラの操作はだんだん複雑になり、マニュアルを読んだだけではなかなか理解することが困難になってきています。
それを解決するには、カメラメーカーが主催する講座に参加されることをお勧めします。ここでは安価で簡単にスキルをマスターすることができます。

そこで私は、OLYMPUSの「ステップアップ講座」(有料1500円)に参加しました。主なポイントは、明るさ(露出)の色味(ホワイトバランス)の調整の方法でした。知るのと知らないのでは大きな違いです。
おそらく同様の講座はデジタルカメラメーカーも開催しているとおもいますので、興味がある方は参加して、デジタルカメラを自分のものとしてください。詳しくは下記をクリツクしてください。

・オリンパスデジタルカレッジ
・ キャノンEOS学園
・ニコン塾
・SONYハートフルレッスン


なお、プロの写真家のセミナー・トークショーが開催(場所は大阪本町 オリンパスギャラリー)されます。
・根本タケシ展(本日2時より)
・今岡昌子展(4月26日 11時より)
・清水哲郎写真展(5月17日 11時より)


トクトク情報
4月19日(土曜)に京都嵯峨芸術大学で、伊藤若冲のコレクターとして有名な米国人のプライスさんが「若冲画ーその色彩の謎にせまる」というタイトルで講演をされます。
詳しくは、「特別公開講座」をクリックしてください。

昨年、京都の相国寺で開催された若冲の「動植綵絵」の感激はいまでも忘れることができません。
おそらく、日本の絵画の最高峰の作品だと思います。
その若冲のすばらしさを最初に発見したのがプライスさんです。ぜひ話を聞きたいと思います。
なお、このタイミングで京都近代美術館で秋野不矩展が開催されています。両方1日でいきたいものです。

合掌 山さん

2008年4月10日木曜日

HPの山さんの美術散歩スタート

約6ヶ月間この「山さんの美術散歩」を中断していました。
その期間何をしていたかというと念願のホームページ「アートを楽しむ山さんの美術散歩」を作成していました。 (http://www.yamasan-art.com/

構想から作成まで約6ヶ月悪戦苦闘の連続でしたが、昨日やっと最初のHPをアップすることができました。
このHPの特徴は、以下のとおりです。 なお、タイトルをクリックするとそれぞれのページを見ることができます。

1)野外彫刻
全国の野外彫刻の作品紹介と山さんのコメント更にそこに行かなくてもスライドショー(ShockWave)で音楽とともに楽しめるページです。もし、このページを見て、野外彫刻に興味をもたれたらぜひ見に行ってください。現在は兵庫県中心の野外彫刻ですが、今後日本全国、更にフランスやイタリアの野外彫刻を紹介しようと楽しみながら計画を立てています。



2)美術館探訪
このブログで紹介していた美術館を含めて訪問した美術館を「楽しむ」ということに焦点をあてて紹介していきます。最近の美術館はいろいろな工夫がされはじめています。音楽会あり、図書館あり、ダンスありと 多彩な楽しみ方ができます。更に、直島や佐川美術館の樂吉左衛門館のように作品と美術館が一体化した美術館が開館し、楽しみが倍増しています。


また、美術館紹介のためのスライドショーを作成していますので、美術にいかれる前にはチェックしてください。全国には、約500の美術館がありますので、それ今後制覇することをわくわくしながら目標としています。

3)Artist
このページは、美術館や野外彫刻で好きになった作品を中心としてその紹介や山さんのコメントを中心に作成しています。特に、大きな特別展等に行ったときは必ず1点の作品を見つけてコメントしたいと考えています。

4)Books
最近のアートは「なんでもあり」の世界となっています。それを美術館で理解するには大変な苦労がありますので、どうしてもすこしの事前知識が必要です。その知識があると、現代アートがより身近なものとなります。そこで「アーティストが直接書いた本」を中心にこのページで紹介をしていきます。

5)美術カレンダー兵庫大阪京都滋賀・奈良・和歌山
関西を中心とした美術展月間スケジュール表を作成しました。これを見ると全体のスケジュールが一覧でわかりますので、自分の予定表を調整して美術館に行きやすくなります。また、それぞれのスケジュールの中の展示会をクリックすると直接その展示会のHPへ行くことができます。ぜひ、皆さんのスケジュール調整にお役立てください。

6)彫刻写真集
山さんが実際に野外彫刻の写真をデジタルカメラ(OLYPUS SP-560UZ)で撮影した中から、山さんの視点で選択した「至極の彫刻写真」を紹介するページです。加工は、フォトショップエレメンツとフリーソフトのJTrimを利用しています。ぜひ、皆さんも見てください。

7)アートエッセイ
アートを楽しむために少しの知識を提供するページです。たとえば、現在アートはどのような視点で見たらいいのだろうか 等、私自身が現代アートで苦労したこと、または楽しんだことを言葉にして紹介します。

以上 7つのジャンルで構成されたHPですが、今後とも成長を続けるものでありたいと思います。そのために、このプログは、従来の美術館やアート紹介から、よりよいアート情報を紹介するページにしていきます。 今後ともよろしくお願いします。

合掌 山さん