坂道を登り、トンネルを抜けると、やさしい小鳥達の声が出迎えてくれます。大阪と京都の境、秀吉と光秀が信長の死後覇権を争った天王山麓にあるのがこの「自然とアートが一体になった大山崎山荘美術館」です。
大正から昭和にかけての実業家加賀正太郎が別荘(1928~29年ごろに完成)を建て、いろいろな経緯をへて、アサヒビールがこの山荘を購入し、京都府、大山崎町の協力も得て、安藤忠雄設計による新館(1995年竣工)とともに、1996年に美術館として開館されたものです。
風景を楽しむのもよし、民芸作品を見るのもよし、モネの睡蓮をみるのもよし、では山さんの5つの楽しみ方を紹介します。
宗悦の茶に関する意気込みを感じさせる言葉ですね。
また、めずらしいミロの彫刻作品、ガレの「花文瓶」等の作品もさりげなく展示されています。なお、強烈な印象を受けたのは、受付の前のマントルピースの上に飾ってあるブラマンクの「花瓶の花」でした。黒と色の織り成す作品はブラマンクの希薄が乗り移っているようなすさまじい迫力のある作品です。
3)新館とモネを楽しむ
美術館の新館は、香川県の直島にある地中美術館と同じように地下にあります今回、モネの睡蓮の中で左図にある「睡蓮の花」がたいへん好きになりました。 モネの睡蓮はモネ自身の茫洋とした宇宙を表現していますが、この絵はその宇宙の中で咲いたばかりのいきいきとした花が「ぱっ」とひらいた瞬間を描いています。赤と白と黄色の力強いタッチで、宇宙に咲いた生命力を感じさせる作品となっています。
その他、入口にはピカソの「肘をつく女」、中心にはルオーの「キリストの顔」が展示されています。
本館1Fから2Fへ上がる階段にはドイツ製のステンドグラスがあります。そうして2Fの中央には、100年ほど前の古いロシア製のポリフォン・ジャイヤントというオルゴールが設置されています11時から1時間ごとに演奏がされます。 私はちょうどテラスでテータイムだったのですが、12時からの音楽を聴くことができました。
オルゴール独自のまろやかな音は聞く人の心を癒します。幸せを感じるときです。
2階のテラスにはオープンカフェがあります。そのテラスからは遠くに木津川・宇治川・桂川が見えます。そうして、この川は大山先崎の前で合流し淀川として、大阪平野をうるおしています。さらに山荘内の庭園を見渡し、緑も十分に楽しむことができます。 今回私はクッキー付のダージリンティー(450円)とリーガロイヤルホテルのショコラケーキ(350円)をオーダーしました。
6)アクセス
・阪急大山崎駅・JR大山崎駅から歩いて約10分。急な坂を上るためにシャトルバス(無料)を利用させることをお薦めします。このバスは阪急⇒JR経由で約5分程度です。
1時間に3本あります。具体的には、阪急大山崎駅から‥毎時0、20、40分 (但、12月11日~3月10日は毎時0、30分) 、JR山崎駅から‥毎時5、25、45分 (但、12月11日~3月10日は毎時5、35分) どちらも12時台は運休、10時から運行されています。
・美術館の傍に、宝積寺の3重塔があります。それを見学するのは、急坂を登る必要がありますので運動靴が必要です。(美術館より歩いて10分)
・入場料金:一般 700円
合掌 山さん



























